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■県07年度見込み 基金などから借金
県は、07年度普通会計の決算見込み額が実質収支で10億7400万円の黒字に
なると発表した。しかし、この黒字は、将来の使い道を決めて貯蓄した特定目的基金
から120億円、企業局の会計から40億円を借りる「禁じ手」を駆使した結果だ。
県の予算規模からすると、「禁じ手」はほぼ限界に達し、借金に当たる県債残高は
1兆2312億円と、前年度より141億円も膨らんだ。(高橋孝二)
決算見込み額の歳入は、国からの税源移譲に伴って地方税が273億8800万円
増えた一方、地方譲与税が321億3千万円減らされ、差し引き47億4200万円の
収入減となった。これら不足分を特定目的基金からの借金120億円などで賄った。
歳入総額は前年度より44億1千万円減り、7380億3300万円だった。
一方、歳出は、社会保障経費の増加によって扶助費が7千万円増えたものの、
普通建設事業費は106億1100万円減少。災害が少なかったため災害復旧事業費も
11億3400万円減った。また、06年度決算では千円すらなかった自由に使える財政
調整基金に、いざという時に備えて10億円を貯金した。歳出総額は前年度より35億
5200万円減り、7319億9300万円になった。
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