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中央バス、9路線継続運行希望 札幌市は態度を留保
北海道中央バス(小樽)は二十一日、札幌市中央区の同社札幌本部で会見し、
廃止を予定している同市内の路線バス九路線について、条件次第で継続運行する意向を表明した。
同社は、市が後継事業者に選定したジェイ・アール北海道バス(札幌)への業務委託で、
初期投資に十億円超の負担を計画したため、「既存のわれわれが継続する方が経済的」と方針転換の理由を説明した。
札幌市は態度を留保したが、計画通りJRバスに業務委託する方向で調整する。
中央バスは六月、赤字を理由に十二月二十日限りで、白石営業所管轄の九路線を廃止すると北海道運輸局に届け出た。
九路線のうち七路線は札幌市が営業を移管した路線で、同市は七月末、JRバスに業務委託し、
車両購入費や営業所経費など初期投資に十億円超の税金を投入する考えを表明していた。
会見で中央バスは、平尾一弥社長が同日、札幌市の上田文雄市長に継続運行の意向を伝えたと説明。
「十億円が費やされる異常事態の解消が必要」と指摘した上で、
「市が路線維持できるよう補助制度を見直し、われわれを選択してくれるならやりたい」と述べた。
一方、札幌市の下村邦夫市民まちづくり局長は同日の会見で、即答を避けつつも
「考え直すというニュアンスではない」として、計画を変更しない考えを示唆した。
また、すでに乗務員の募集など路線引き継ぎ作業に着手しているJRバスの小森宏明会長は
「札幌市から方針に変更はないと聞いており、準備を進める」としている。
北海道新聞 (08/22 07:03)
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