08/08/22 09:04:03 0
(>>1のつづき)
頭にヘッドセットをつけてどこかと『交信しながら』女の子をコントロールしているのである。
ひと通り場を盛り上げると、このペアは隣のブロックに移動してまた「美国加油!」をやる。
なぜ公式ボランティアがわざわざアメリカへの応援の音頭を取らねばならないのか?
件のペアを遠隔操作していたのが運営側=北京オリンピック組織委員会=中国政府であることは
疑う余地がない。国ぐるみで、日本が好成績を挙げることの邪魔をしたいらしい。子供達への
反日教育や日本に関するメディア報道のコントロールにも通じる、国策の一環というわけだ。
だったら始めから、北京五輪への日本選手団の参加自体を拒絶すればよかったのだ。
こんなもの平和の祭典でも友好の掛け橋でもなんでもない。オリンピックのガラクタである。
北京五輪という世界最大のスポーツイベントの運営にしてこれだ。中国がホスト国となるもっと
規模の小さい大会で日本チームや日本選手、あるいは中国側の利益を損なうと判断された
チームや選手に対して何が行われているかわかったものではない。実際、昨年の女子W杯では
中国とグループリーグ同組になったデンマークチーム宿舎のミーティングルームに、ビデオ
カメラを持った中国人が潜んでいた事件があった。大問題となるはずのこの事件はいつの間にか
うやむやになってしまった。厳重の上に厳重を重ねていたはずの警備をたやすくかいくぐった犯人は
中国チームと何の関係もないとされたし、FIFAが中国チームや運営側に何らかのペナルティーを
科すこともなかった。金のなる木の御機嫌は損ねたくないということだろう。
主力の黄金世代がそのキャリアのピークを迎える、現なでしこジャパンの集大成。そう思えば
こそ僕は我慢し、女子W杯中国大会の組み合わせ抽選会や本戦など、肌の合わないこの国に
数回足を運んできた。しかしこのオリンピックが終われば、もうその必要はない。中国で行われる
スポーツイベントを、今後僕が取材することはないだろう。
しかし中国を永遠に後にする前に、どうしても見届けておきたいものがある。
なでしこがドイツを下して銅メダルを獲得し、体育場を埋め尽くした中国人観衆が鉛を
飲んだように沈黙する瞬間である。(以上、抜粋)