08/08/22 09:03:29 0
・試合当日に書いたのでは感情的になってしまうと思い、一日寝かせていた題材がある。
日本-アメリカ戦が行われた、工人体育場のスタンドで目にしたものについてだ。
アメリカの小旗を持った中国人が多いのも(当然、日本の小旗を持った中国人などいない)、
「U・S・A!」を連呼する中国人が多いのも、日本の得点に静まりかえりアメリカのそれに
大声援が上がるのも(後半の2ゴールなどはあざけりに近い笑い声さえ起こった)、別に
驚きはしない。日本がそれほどお嫌いなのだろうし、白人が大好きなのだろうし、なんだったら
白人になりたいのだろう。
しかし予測を超えた、腹に据えかねることが2点ほどあったので記しておきたい。
不快に思ったことの第一は、スタンドの数少ない日本人がなでしこジャパンに声援を送ると
周囲の中国人からブーイングの声が上がったことだ。自国に声援を送る日本人にさえ
ブーイングをして当然という彼らの精神構造がわからない。
少し中国で過ごしてみると実感するが、彼らは基本的に「俺が俺が」の国民性だ。「自分が
こんなことしたら、他人の迷惑にならないだろうか」という思慮や客観性がまるで欠如している。
中国の教育は多角的な視点を持つことの重要性を教えていない(それどころかあえて避けている。
一党独裁制の堅持のためだ)から、そんなことに気付けるはずもない。ブーイングをしている
当人達は愛国心の発露のつもりなのだろうが、結局は中国の民度の低さを示していることが
わからないのだ。
しかしそれにもまして信じられなかったのが、公式大会ボランティアが取った行動である。
アメリカが少々日本に押されている時間帯のことだった。突然一人の若い女性ボランティアが
スタンド通路最前列にピッチを背にして立ち、チアスティックを持って観客の応援を先導し
始めたのである。
「美国加油!(アメリカ、頑張れ!)」
耳を疑った。よく見ると応援を先導している女の子から少し離れたところで、彼女に身振り
手振りで指示を送っている男性がいる。(>>2-10につづく)
URLリンク(beijing2008.nikkansports.com)
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