08/08/21 09:31:18 v1U3sluJO
某地方にある産業廃棄物処理施設の話。
そこの施設では完全密封された空間内で、巨大な○○器の分解処理をしていた。
その○○器の中は、所謂ダイオキシンが充填されており、○○器を分解すると、ダイオキシン(PCB)が外部に拡散散布されてしまう為に、完全密封された空間で分解作業するのだ。
この密封された作業空間内には、毒性濃度が自然界の数百万倍のPCBが漂っており
この処理作業従事者(正社員)は、子供を作らない予定の者、生涯結婚する予定のない者、天涯孤独の者など
例え死亡してしまったとしても、悲しむ人間が少ない者に限られていた。
その代わりに給与は月百万近くあり、福利厚生はありえない位に沢山あった。
しかし、
ある派遣会社はこの処理施設に
『時給1200円』
たったの1200円で地方から若者を騙し連れて来て、派遣していたのである。
あまりにも危険で過酷な仕事であるにも係わらずに…。
派遣された若者達は、私に語ってくれた。
「時給1200円…自分の命は…たった1200円なんです…」
「いつ、自分があんな風に…身体中から血を流して…苦しみ続けて死ぬのかと思うと…毎日気が狂いそうで…」
「辞めたいけど…これしか仕事を紹介されなかったし、辞めるにも今は金が無いし…」
彼らの頬には、涙がとめどなく流れていた。
予備知識も教育も保証も無く、派遣社員の生命を危険に曝す処か、彼らの将来まで奪う派遣会社。
彼らを助ける者はいない。
政治家はもとより、国も地方行政も彼らを見捨ててしまった。
もはや日本は亡国である。