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【8月18日 AFP】
17日に米ボストン(Boston)で開かれた米精神医学会(American Psychological Association、APA)の
年次総会で、ビデオゲームで遊ぶことには良い効果もあるとする報告が発表された。
総会では、ビデオゲームがプレーする人に与える影響に関する調査の結果が大量に報告された。
中には、外科医がビデオゲームで遊ぶことで、手先の器用さや動きの早さを増し、またミスを少なくできる
といった発表もあった。
■ビデオゲームをする外科医ほど「達人」
発表者の1人、アイオワ州立大学の心理学者ダグラス・ジェンティル(Douglas Gentile)氏は「全体的に言えば、
ビデオゲームが影響を持ちうる要素にはいくつかある」と述べ、内容、プレー方法、プレーの量などを要素として挙げた。
「これから言えることはゲーム自体に善し悪しはなく、ただ強力な影響を与えるツールではあるということ。
それ故にわれわれが予想できないような多くの効果をもたらしうる」。
ジェンティル氏の発表の一つは、骨盤腔(こつばんくう)や腹腔の検査や処置に使用される腹腔鏡手術(ラパロスコピー)
を専門とする外科医の協力を得たものだった。
この調査では、腹膜鏡手術を行う外科医で、ビデオゲームで遊ぶことのある者とない者に差が出た。
ゲームをすることのある外科医の27%が、高度な外科処置をより早く終了させることができ、手の動きのミスは37%少なかった。
AFP 2008年08月18日 22:11 発信地:ワシントンD.C./米国
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