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★モンゴルとの国境地帯で羊200頭死亡、炭疽ウイルス発生か―中国
2008年8月17日、人民網によれば、中国とモンゴルの国境地帯スフバータル県
付近で、200頭もの羊が死亡したと、MONGOLMEDIA.comが伝えた。原因は
未だ不明だが、モンゴルの危機管理庁は炭疽ウイルス感染によるものと見て
いるという。
モンゴル伝染病予防部門の専門家が現地入りし、死亡した羊の科学検査を
行うとともに、消毒や死亡した羊を埋めるなどの処置を行っており、隣接する
他地域へのウイルス流出を未然に防ぐため、現地では厳重な警戒態勢がしか
れているという。
モンゴルでは、1970年頃から炭疽ウイルスの活動が活発となり、これまで首都
ウランバートルを含め多数の地域で炭疽ウイルスが発生している。炭疽ウイルス
は人獣共通感染症で、感染した動物との接触や汚染肉を食べることなどにより
感染し、皮膚炭疽症、肺炭疽症、腸炭疽症などを引き起こす。人から人には
感染しないという。統計によれば、2007年にはモンゴルで19人が感染。2008年
以降も家畜への感染例は発生しているが、人への感染は報告されていない。
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