08/08/15 15:01:14 0
今年の東海地方の暑さは猛暑というより、酷暑、いえ、灼熱(しゃくねつ)の日々とでもいいたいほどの暑さです。
思えば、今から63年前の8月15日も暑い日でした。第二次世界大戦終結の日です。
実は、この日を、日本では、敗戦の日だといい、お隣の国では解放記念日だといって、同じ日の受け取り方が逆転していました。
この敗戦、解放という二通りの受け取り方は、当事者にとっては、いずれも真実であって、これは、
先々週の連載でお話しした光の本性についての議論に似ています。
つまり、光は粒子であると同時に波でもあるという性質を兼ね備えた存在だということなのですが、
それは、光が、日常生活の中で見ている砂粒のように振る舞えば「光は粒子」であるといい、
水の波のように振る舞えば、「光は波」だといっているだけのことでした。
あえて言ってしまえば光は粒子でも波でもなく、光そのものだとしかいいようがないのです。
私たちは、すべての現象を、これまでの自分の経験をもとに分析し、そこで得られたことを真実だと判断します。
ただ、この場合、真実が必ずしも真理であるとは限らないことに留意する必要があります。
(続きます)
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