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★全日本教職員組合:文科省の「学校行事で靖国」に批判声明
全日本教職員組合(全教)は11日、教育委員会などを対象とする新学習指導
要領の説明会で、文部科学省が「学校行事の一環として靖国神社を訪問しても
よい」という内容の政府答弁書を配布したことについて、批判する声明を出した。
占領下の1949年、旧文部省の事務次官は、学校が主催する形での靖国神社
訪問を禁ずる通達を出した。国会議員が今年5月、その効力をただしたところ、
政府が「52年の主権回復に伴い(通達は)失効している。歴史や文化を学ぶ
目的で児童生徒が靖国神社などを訪問してもよい」とする答弁書を閣議決定
していた。
文科省が都道府県教委向け説明会で配布した答弁書は、その後、都道府県
教委が市町村教委などを対象に開く説明会でも使用されている。全教は「学習
指導要領とは何らかかわりのない文書を(説明会で)配布するのは異常」と批判。
文科省は「学校行事は指導要領で定める『特別活動』だから関連がある」と反論
している。
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