08/08/11 17:33:50 0
(>>5の続き)
こういうことである。実はこの取材を行った数日後から、このインタビューを私が行ったと
いう事実が、外部にあちこちでリークされていることがわかった。それが毎日社内からリーク
されているのかどうか、またなぜそのような情報が出回っているのかという理由もわからない
のだが、「佐々木と毎日が何らかの裏取引をして、インタビュー記事をストップさせることに
合意した」というような事実ではない偽の情報が、ひとり歩きしてしまう恐れがある。
そのリスクを回避するためには、インタビューを行ったことをこの段階でいったん公表する
方が良いだろうという結論に、私なりに達した。新聞業界というのはきわめて政治的で、
恐ろしいところである。何が起きるのかわからないので、リスク回避をこのようなかたちで行う
ことについてはお許しいただければと思う。
さて、なぜゴーサインが出なかったのだろうか。「営業現場へのさらなる波紋を回避したい」
というのが毎日の側の理由だが、その背景には、毎日の「情報開示」に対する姿勢の問題が
ある。この会社の主流派の人たちが、社会に向けての情報開示についてどのような姿勢を
持っているのかということを、象徴的に示しているのだ。
なぜ「ネット君臨派」は怒っているのか 前回のエントリーでも書いたように、毎日社内には
インターネットに批判的な「ネット君臨派」の人たちがいて、彼らはネットに対しては情報を
徹底的に絞るべきだと考えている。「情報統制派」という呼び方をしている人もいる。彼らは
「検証紙面以外に情報を出す必要はない。余計な情報を出すと燃料投下になる」と言い続けて
いる。だから社が検証紙面で打ち出したおわび以外に、幹部がインタビューで自分自身の
言葉を使い、自分自身の気持ちを率直にしゃべるなどということは、絶対にするべきではない
と考えている。彼らの戦略はただひとつだ―余計な情報は出すな、ネットの連中は黙殺しろ。
(以下略。全文はリンク先へ。)