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米露対立続き安保理声明断念 南オセチア
【ニューヨーク=長戸雅子】国連安全保障理事会は9日午後、ロシアの軍事介入で戦線が拡大している
グルジアの親ロシア分離派地域、南オセチア自治州情勢に関する非公開協議を行い、停戦を呼びかける声明案について
意見交換したがこの日も合意に至らなかった。妥協点が見いだせないことから、声明の発出は当面断念されることになった。
南オセチアをめぐる安保理協議は米ニューヨーク時間の7日深夜から断続的に行われてきたが、この日はグルジア軍の
南オセチアからの撤退を求めるロシアと即時停戦を求める米国が対立し、決裂した。
常任理事国であるロシアが紛争の当事者となったことで協議は膠着(こうちゃく)、交戦が激化するなか、
安保理は何の手だてもとれない状況だ。 ロシアのチュルキン国連大使は協議後、「ロシアは撤退しない」と宣言。
グルジア軍の南オセチアへの攻撃で2000人以上の民間人が犠牲になったとし、「ロシアの撤退にはジェノサイド(集団殺害)が
行われないとの確約が必要だ」と強調した。
米国のウルフ次席大使は「安保理は無力ではないか」との問いに「だからこそロシアはこの問題でいかに孤立し、
境界線を踏み越えた行動をしたかを理解したほうがいい。紛争停止(の可否は)は彼らにかかっている」と停戦を受け入れるよう促した。
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