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愛知県警春日井署は９日、保護責任者遺棄致死の疑いで、同県春日井市中切町、
無職虎沢博忠容疑者（２７）を逮捕した。
調べでは、虎沢容疑者は７月下旬ごろ、２人で暮らしていた父史郎さん（６０）が
苦しんでいるのに必要な措置を取らず、死亡させた疑い。
史郎さんは死後１０日ほど経過しており、遺体を解剖して死因を調べる。
９日午前８時４０分ごろ、虎沢容疑者方と棟続きの隣室を訪れた人が異臭を感じ、警察に通報。
署員が死亡している史郎さんを見つけた。
調べに対し、虎沢容疑者は、史郎さんがうなり声を上げて苦しんでいることは知っていたが
放置したことを認め、「気付いた時には死んでいた」などと供述している。
付近の住民の話では、虎沢容疑者らは１年ほど前に入居。
史郎さんはほとんど姿を見せなかったという。
中日新聞 2008年8月10日 朝刊
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