08/08/06 13:50:48 0
世に迷文句は数々あるが、戦後の政治家・池田勇人の「貧乏人は麦を食え!」を超えるインパクトのある言葉はなかったように思う。
第3次吉田内閣で蔵相に抜てきされた池田さんは1950年12月7日の参議院予算委で、
高騰を続ける生産者米価に関連して「所得に応じて、所得の少ない人は麦を多く食う、
所得の多い人は米を食うというような、経済の原則にそった方へ持って行きたいというのが、
私の念願であります」と答弁した。正確には「貧乏人……」というセリフは翌日の新聞がつけた“見出し”である。
2年後、通産相の時にも「中小企業の5人や10人自殺してもやむを得ない」という趣旨の答弁をして、
物価高に苦しむ日本人をあぜんとさせた。
貧乏人、自殺……狂乱インフレが国民を痛めつける昨今は、半世紀前の、
池田さんの時代によく似ている。貧乏人はガソリンが買えない。
1日に90人が日本のどこかで自殺している(07年の自殺者は3万3093人)。
でも、今の政治家は「狂乱インフレ」を認めようとはしない。
内閣府が今年度の成長率見通しを実質ベースで2・0%から1・3%へ、
名目ベースで2・1%を0・3%へ下方修正しているのに、
大田弘子・前経済財政担当相が「アメリカの経済が持ち直すにつれ、日本経済も速やかに回復する」
(7月14日)と発言したのには「ウソも休み休みにしろ!」と怒りまで感じた。
(失礼だが)あんな可愛い顔をした女性大臣が平気でウソをつく。即座に内閣改造してくれ!と思った。
(続きます)
ソース(毎日jp)
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