08/08/05 22:58:27 0
(>>2の続き)
(中略)
■なぜあり得ないほどひどい事後対応だったのか
しかしながら恩師や先輩や上司の人たちに背くようで申しわけないけれども、今回の
事件に対する毎日新聞の事後対応はあまりにもひどすぎた。すでにあちこちで指摘され
ているが、まず第一に六月二十八日に本紙に掲載した「おわび」記事の中で、「インタ
ーネット上には、今回の処分とは全く関係のない複数の女性記者、社員個人の人格を著
しく誹謗・中傷する映像や書き込みが相次いでいる。毎日新聞はこうした名誉を棄損す
るなど明らかな違法行為に対しては、法的措置を取る方針でいる」という文言が加えら
れていたこと。
第二に、取材に対する対応があまりにも酷かったこと。たとえばこの問題をメディア
として最初に報じたJ-castニュースに対する木で鼻をくくったような対応や、PJニュ
ースの市民記者に対する信じられない対応ぶりを見れば明らかだ。
そして第三に、毎日社内でこの問題をどうとらえ、どのような議論が行われ、そして
社員たちがどうネットからの反応を受け止めているのかといったことが、まったく表に
出てきていないこと。7月20日には見開き二ページを使った検証紙面が掲載されては
いるのだが、この記事では事件を起こした経緯が書かれているだけで、その後の事後
対応についての考え方についてはいっさい触れられていない。それどころか記事内では、
ジャーナリスト柳田邦男氏の信じられないコメントが掲載されていた。「失敗に対す
る攻撃が、ネット・アジテーションによる暴動にも似た様相を呈しているのは、匿名
ネット社会の暗部がただごとではなくなっていると恐怖を感じる」
(続く)