08/08/05 15:42:39 0
(>>67の続き)
■「あの連中」という侮蔑的な呼ばわり
しかしこうした考え方は朝比奈社長のような全共闘世代の幹部たちのみならず、毎日
の「ネット君臨」派の人たち全体に言える性質のようだ。中には三〇代の若い記者も
いるが、しかし彼らは「ネットで毎日を攻撃しているのはネットイナゴたちだ」「あの
連中を黙らせるには、無視するしかない」などと社内で強く主張していて、それが今回
の事件の事後対応にも影響している。
しかしこのように「あの連中」呼ばわりをすることで、結果的にネット君臨派は社内
世論を奇妙な方向へと誘導してしまっている。「あの連中」と侮蔑的に呼ぶことで、
「あんな抗議はしょせんは少数の人間がやっていることだ」「気持ちの悪い少数の人間
だ」という印象に落とし込もうとしている。実際、今回の事件の事後対応で、ネット歩
み寄り派の人たちが「事件の経緯や事後対応などについて、あまりにも情報公開が少な
いのではないか。もっと情報を外部に出していった方が良いのではないか」という声が
出たのに対し、彼らネット君臨派は「そんなことは絶対にするな。2ちゃんねるへの
燃料投下になる」と強くたしなめたという。実際、情報を出せば2ちゃんねるに新しい
スレッドが立つ可能性はきわめて高かったから、この「指導」は経営陣にも受け入れら
れ、この結果、情報は極端に絞られた。いっときは毎日社内で、「燃料投下」という
ネット用語が流行語になったほどだった。
それが先に紹介したようなPJニュースなどへのひどい対応につながったわけだ。しか
し皆さんもおそらくそう受け止めると思うけれども、彼らネット君臨派のの考え方は、
明らかに間違っている。
(後略)(以上)