08/08/05 03:44:07 tRLUB7YI0
シロアリに侵食された家を、いつかやって来るかも知れない隕石で破壊される事を
恐れるようなものだ。シロアリを守るために隕石を持ち出す。
片岡が右翼人士としてやっていた活動は、まさにそれではないのか。
ナオミ・クラインの新刊、ショック・ドクトリン(The Shock Doctrine)に関して行われた
インタビューの映像がある。
ショック・ドクトリンとは、何らかの社会的ショック、大事件に乗じて、社会に急進的な
変更を加える技術のことで、インタビューではその概要、実例について語られる。
要約すると普通の状態では、また民主主義社会では不可能な変更を社会へ加える
手法、それをショック・ドクトリンと言うのである。
そしてショック・ドクトリンはチリのピノチェト政権でも、最近ではイラクにおいても実施
され、アメリカもまた例外ではないという。
その他に洗脳や拷問の技術開発がCIAによってカナダで行われた経過についても
言及があるが、それらの技術は日本では90年代、オウム真理教が用いたものだ。
なぜオウムはその技術を知っていたのか。
解明されざる闇が未だ残るあの事件についても考えさせられる。
クラインの説明を聞いていると、この日本でもショック・ドクトリンが数回にわたり
実施されたのではないのかという疑問が浮かぶ。
最初のショックは、まさにオウム事件であった。
あれは本当に敵からの攻撃だったのかどうか、俺は確信が持てない。
■ ショック・ドクトリンに関するクラインのインタビュー(字幕)
1/4 URLリンク(www.youtube.com)
2/4 URLリンク(www.youtube.com)
3/4 URLリンク(www.youtube.com)
4/4 URLリンク(www.youtube.com)
■ The Shock Doctrine のサイト(英語)
URLリンク(www.naomiklein.org)