【論説】 「"男性差別"の陰で…若い男性に"女性がうらやましい"症候群広がる」…女性ライター★9at NEWSPLUS
【論説】 「"男性差別"の陰で…若い男性に"女性がうらやましい"症候群広がる」…女性ライター★9 - 暇つぶし2ch2:☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★
08/08/04 16:23:36 0
>>1のつづき)
 だが、それでも一部の20~30代男性にとって、「今の世の中、男性として生きるのは不利」と
 いう思いは根強いようだ。理由は「生き方の選択幅が、女性に比べて狭いから」ということらしい。
 もと製造業のAさん(39歳)は、病気が原因で2年前に勤め先を辞め、親と同居している。
 これまでに何度か再就職を試みたが、体調がすぐれずうまくいかない。しかたなく、現在は
 アルバイトをしている。
 「家族や世間の目線はかなり厳しいものがあります。自分は自分なりの生き方がある、とは
 思っているけど、正社員でもなく結婚もしていない男を、世間は一人前と見なさないですからね」

 女性なら同じような立場でも批判されないかといえば、そうとは限らないが、少なくとも風当たりは
 男性ほど強くないだろう。
 「派遣社員を数年続け、結婚して専業主婦になる」という女性にありがちのコースは、男性には
 用意されていない。学校を卒業後、定職につかず親元で暮らす若い女性を「カジテツ姫」と
 呼ぶそうだが、彼女たちは家事すらしていないうえ、ファッション誌で読者モデルになったりして、
 同世代の羨望のまなざしを浴びている。同じことを男性がやれば、「ニート」と呼ばれるだけだろう。

 男性ならではの生きづらさはまだある。それは、おそらく男性が「勝ち負けにこだわる生き物」
 だからにちがいない。
 「テストステロン」という、攻撃性をつかさどる男性ホルモンがある。男性がサッカーやプロレスを
 見て興奮したり、競馬場でわめいたりするのは、このホルモンのせいだ。「成功したい」という欲望が
 高まるのも、テストステロンのなせるわざ。実際、イギリスのケンブリッジ大学が金融トレーダーを
 対象に調査を行ったところ、月平均値よりも利益をあげた日のトレーダーの唾液は、テストステロン
 濃度が高かったという。

 男性学の研究で知られる社会学者、伊藤公雄氏が挙げる男性心理の特徴とは、「優越志向」
 「権力志向」「所有志向」の3つ。男性にとって、社会的な成功がいかに重要かがわかる。
 それなのに、格差が拡大している現代日本は、昔に比べ「負け組意識」が色濃くなっている。
>>3-15につづく)


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