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夏の甲子園の出場を決めている群馬県の桐生第一高校の野球部員が強制わいせつの疑いで逮捕されたことを
受け、高校側は夏の甲子園出場については現段階では白紙の状態としている。
桐生第一高校の教頭は「(大阪に行っている部員への報告は?)報告はさせていただいています。
憔悴(しょうすい)しきっているというか、寝耳に水」と話した。
1999年、夏の甲子園で初の全国優勝をし、2008年も夏の甲子園に出場する桐生第一高校の2年生の野球部員(16)が、
強制わいせつの疑いで逮捕された。
逮捕された野球部員は「性的欲求を満たすため。おれがやりました」と供述しているという。
22日、この野球部員は女子高生の口を後ろからふさぎ、雑木林に連れ込んで体を触るなどのわいせつ行為をしたという。
桐生第一高校の教頭は「(事件は)22日ということですから、準々決勝だったと思います。
まじめなことに取り組んで口数が少なくておとなしい、そういう生徒だった。
まさかこのような事件にかかわる、起こすとは思っておりませんでした」と話した。
逮捕された野球部員は、甲子園に行くメンバーではない控え選手のため、地元に残っていて、
29日夜に駅近くをうろつくなど不審な動きをしていため、太田署員が事情を聴いたところ容疑を認めた。
桐生第一高校の夏の甲子園出場は2年ぶり9回目。
大阪入りしている桐生第一高校の選手は31日午前、大阪市内のグラウンドで練習を行ったあと、ホテルに戻った。
午後は部長と監督が対応について協議した。
夏の甲子園では2005年、高知県の名門・明徳義塾が野球部員6人による暴力行為と喫煙行為が判明し、大会2日前に出場を辞退した。
今回の事態を受け、桐生第一高校では、出場については現段階では白紙の状態としている。
また、午後7時ごろから記者会見を開くという。
大会6日目に対戦する予定の石川県の金沢高校の校長は「もちろん残念。(対戦相手が)どういう形になるかわかりません。(選手に影響は)ないと思います」と語った。
警察では、現場付近で7月に入り同じようなわいせつ事件が3件起きているため、関連についても調べている。
フジテレビ
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