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インフルエンザウイルスが増える際に働くたんぱく質の構造の解析に、横浜市立大学などの
研究グループが世界で初めて成功し、新たな治療薬の開発につながる成果として注目
されています。
研究を行ったのは、横浜市立大学の朴三用准教授などのグループです。研究グループは、
Aソ連型のインフルエンザウイルスが、ヒトの細胞の中で増える際に働く「RNAポリメラーゼ」
という物質に注目し、その立体的な構造を世界で初めて解析しました。
RNAポリメラーゼは、3つのたんぱく質が結びついてできていますが、解析した構造を基に
たんぱく質どうしが結合している部分を変化させた結果、ウイルスの増殖を通常の40%以下
に抑えることができたということです。
研究を行った朴准教授は「結合する部分の構造はヒトの間で流行するインフルエンザ
ウイルスの多くで共通すると考えられており、新しい治療薬の開発につながるのではないか」
と話しています。
この成果は28日にイギリスの科学雑誌「ネイチャー」の電子版で発表されます。
NHKニュース URLリンク(www3.nhk.or.jp)