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漫湖の渡り鳥減少 400羽切る 生息環境が悪化
漫湖に飛来する水鳥は、経年調査が始まった2000年以降、減少傾向にあることが、
環境省の委託を受け調査したプレック研究所の調べで分かった。詳細な原因は解明中だが、
マングローブの急激な拡大に伴う餌食場と餌生物量の減少や土砂堆積(たいせき)の進行、
ジャワマングースの脅威など、水鳥の生息環境の悪化が指摘されている。
調査によると、冬については01年に1500羽近く観察された水鳥は07年には
400羽を切った。
秋については01年に700羽近くいたが、05―07年は200―400羽の間を推移。
春は01、02年は400羽を超えたが、06、07年は100羽前後まで落ち込んだ。
特に飛来数の多いハマシギ、ムナグロ、キアシシギ、トウネン、シロチドリなどで
減少傾向が顕著に表れている。
調査報告では、漫湖の土砂が年平均1・4センチの割合で堆積が進んでいることなどを
原因に挙げた。
最近15年の間に、マングローブ密生域が急速に拡大、満潮時に餌食場や餌生物量が
減少していることもあり、その原因は「土砂の堆積によってヒルギ類の生育適地が急速に
広がったためと考えられる」と報告している。
調査結果は25日に那覇市のサザンプラザ海邦で開かれた08年度国指定
漫湖鳥獣保護区における保全事業検討調査検討委員会で報告された。
琉球新報(新垣毅、2008年7月26日)
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羽を休めるアオサギ。漫湖では飛来する水鳥が年々減少傾向にある
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漫湖に飛来する水鳥の数の変化
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