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ベネズエラのチャベス大統領が去年、国際会議の場で「黙りなさい」と一喝されたスペイン国王とおよそ
８か月ぶりに再会し、関係修復をアピールしました。
チャベス大統領は去年１１月、中南米諸国とかつての宗主国の指導者が一堂に会した会議で、スペインの
前の首相を「ファシスト」などと呼んで言い争いになり、見かねたスペインのフアン・カルロス国王から
「黙りなさい」と一喝される一幕がありました。この場面を映した映像が世界中に流され、国王の
「黙りなさい」という声が携帯電話の着信メロディーに使われたり、この出来事をモチーフにした
Ｔシャツやマグカップが販売されたりするなど、大きな話題になりました。こうしたなか、チャベス大統領は
２５日、スペインの観光地、マヨルカ島にある国王の別荘を訪れ、８か月ぶりに再会した国王に
「ジャマイカかキューバみたいに暑いですね。ビーチにでも行きませんか」とジョークを交えて笑顔で
握手を交わしました。
続いて、首都マドリードで行われたサパテーロ首相との会談後の記者会見で、チャベス大統領は国王から
一喝の場面をあしらったＴシャツをもらったことを明かしたうえで、「一生笑って思い出せるいいおみやげに
なりそうだ」と満面の笑みを浮かべ、関係修復をアピールしました。
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