08/07/26 00:25:27 VmRmcZQzO
>>559
手元に三島が書いた本がなくて恐縮ですが、
円谷氏の自殺は、鬱のなれの果てだと家族も友人も納得したのです。
あの遺書に、母はご飯を美味しいと食べる息子の優しさを見いだし、
息子を救えなかった自分を悔いたのです。
世論はその家族や友人に同調し、鬱 という言葉を用いたのです。
三島はそれを責めたのです。
家族や友人や世論は円谷氏の自殺を 鬱という言葉で
整理したのに、三島は遺書の、どうでも良い文学性に着目し、
自分の思想を表明する道具としたのです。
ええと、断言するが、円谷氏が亡くなられた時、
まだ生まれてないでしょ?