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大分県の教員採用をめぐる汚職事件を受けて、長野県教委が実施した調査で、
県議らから採用選考で、口利きや働き掛けを受けた経験があるとする
県教委幹部が14人いたことが24日、分かった。
同日の県教委臨時会で報告した。ただ、働き掛けに応じたり、
金品を受け取ったりした幹部はいなかったという。
合否を受験者本人が知る前に、依頼に応じて県議などに結果を伝えた幹部は29人いた。
校長、教頭の昇任人事に関する働き掛けを受けた事例は確認されなかった。
調査は過去10年にさかのぼり、教育長や採用事務にあたった
職員191人を対象に電話で聞き取りを実施。連絡がついた168人から回答を得た。
臨時会では、非公表だった試験の配点などの採用選考基準の公表、
合格者の受験番号のホームページ上での公開などの改善策を承認した。
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