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露空軍がキューバでの発着を含む戦略爆撃機のカリブ海周辺でのパトロール飛行再開を計画していることが明らかになった。
米国が進めるチェッコ、ポーランドでのミサイル防衛網整備強行への初の軍事的対抗手段だと言う。
海外向け英語TV『ロシア・ツデー』、『ノーボスチ通信』などロシア政府系メディアがこのほど相次いで報じた。
それによると『イズベスチア』が前空軍司令官ピョートル・デイネキン退役将軍の発言として報じた
『キューバ基地への戦略爆撃機配備はNATOへの効果的対抗手段』の記事を確認するニュースとして伝えた。
同将軍は露空軍の戦略爆撃機トゥポレフTu-95『ベア』、同Tu-160『ブラックジャック』とも
空中給油で米国周辺へのパトロール飛行は可能でわざわざキューバに恒久的な基地を再開する必要性は無いと補足した。
しかしチェッコが米ミサイル防衛網関連の長距離警戒探知レーダー建設受け入れで先頃合意、メ
ドベージェフ大統領は同防衛網の建設促進の動きに再三中止を求めている。
同時に、強行する場合は具体的軍事対抗手段を取るとの対決姿勢を鮮明にしている。
キューバでの戦略爆撃機発着を含むカリブ海周辺での露空軍のパトロール飛行再開の事態となれば
"キューバ危機"当時の米ソ間の緊張関係再現と危惧する声が急速に高まっている。
キューバででの露空軍の活動はプーチン政権時代の2002年、電波傍受基地の閉鎖で事実上終了していた。
一方米空軍の次期参謀長、ノートン・シュワルツ空軍大将は
『(キューバでの発着を含む露戦略爆撃機のカリブ海周辺でのパトロール飛行の動きに対し)
厳格な対応で臨む』と反発の姿勢を明確にした。
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