08/07/24 13:16:26 Oq0BaQBs0
一方的に押し紙を増やすについての補足なんだがね。
これは、少なくとも東京の場合は水増し部数を送りつけるわけではなくて
仕切り単価に基本部数って基準があるってことなんだわ。
これは本社が「あなたのところの販売店は基本部数2000です」
とか言って来るの。で、基本部数を超えた部数で仕切りが変わるの
ここまでは、一般的な商取引の基本なんだけど、新聞についてはね。
基本部数は本社が独自に算出したお手盛り部数で
勝手にコロコロと本社の都合で変わるの。
でね、新聞販売での基本部数ってものすごい部数でもう、新聞売るってレベルじゃない位なわけ・・・。
家庭での新聞購読が当たり前だった時代でも住宅の少ない地域は達成不能なわけで・・・。
さらに、基本部数の仕切りでは採算取れないわけで・・・。
そこで、本社はこう持ちかけてきます。「オタクは2400部だから、来月から2800部にしましょうよ。
そうすれば、仕切りも下がるし折込広告も3000部で出しますから」
これ、基本部数超えの販売マージンと新聞社が折込広告料の増収を考えれば損しないよって
もちかけてるんだ。
でも、断ると次回の基本部数を変えられてしまうし、折込の割り振り数を削減されてしまう。
折込は広告社から来るものと持ち込みがあるんだけど、広告社は新聞社の部数データで割り振るから
新聞社の回答一つで折込の部数が変わり手数料も当然変わる仕組み。
つまりね、兵糧攻めに合うんだ。
だから本社の提案は呑まなければならないの
そして、呑んだら呑んだで、今度はまた本社の都合で部数を確保したくなれば基本部数を上げられる。
『過去実績が2800だから3000行くでしょ?行くよね?」的に・・・。
こうして押し紙が生まれていくんだ。
お手盛りは、開かれた新聞委員会だけではなくて毎日新聞のお家芸なんだ。