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【毎日新聞】韓国:アジア初の外国人参政権 統一地方選で
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
【ソウル堀山明子】
31日の韓国の統一地方選挙は、アジアで初めて外国人地方参政権が行使される。
外国人有権者の3分の1が暮らすソウル市では、野党・ハンナラ党の市長候補、
呉世勲(オセフン)氏が25日、華僑協会を訪問。
「差別待遇是正に最善を尽くす」と支持を訴えるなど、
外国人票田にも熱い視線が注がれている。
韓国では昨年8月に公選法が改正され、永住権取得後3年を経過した
19歳以上の外国人に地方参政権が付与された。
法改正は、在日韓国人の地方参政権運動を側面支援し、日本国内で根強い
「相互主義」を理由にした反対論を封じる狙いもある。
韓国で先行実施したことにより、日本の運動への波及は必至だ。
中央選管によると、外国人有権者は6725人。
内訳は推計で華僑系(台湾籍)が6500人余と最も多く、
次いで日本人51人、米国人8人の順。
日本人は9割以上が韓国人と結婚した女性だ。
呉候補の訪問を受けた漢城華僑協会の王文栄副会長(55)は
「若い世代の7割は韓国人と結婚している。
徴兵以外の義務はすべて果たしており、国籍で線を引く時代ではない」と、
民族学校への補助などを訴えた。
4月15日にはソウル市内の華僑小学校で開かれた外国人有権者説明会には
約80人が参加した。韓国人男性と結婚した日本人、志岐裕美子さん(41)
=京畿道在住=は「今までは選挙期間中は疎外感があったが、
今回の選挙では教育問題に熱心な候補者はだれか夫と相談でき、
家庭内の会話が変わった」と喜んでいる。