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昨年、神戸市内の高校で同級生から金品を要求された三年(当時)の男子生徒が自殺した事件で、
インターネット掲示板「2ちゃんねる」上で逮捕された少年の関係者と名指しされた兵庫県内の女性が、
発信者の特定ができる情報開示を求め、仮処分を申し立てていたことが分かった。
身に覚えのない誹謗(ひぼう)中傷や私生活を監視するような書き込みが続き、東京地裁は申し立てを
認め情報開示を命じた。
申立書などによると、自殺した男子生徒や逮捕された少年とは面識がなく、事件とは無関係だったにも
かかわらず、兵庫県警が少年らを逮捕した直後の昨年九月ごろから、この女性が関係者であるかのような
書き込みが始まった。
一部が伏せ字になっているが、名前や自宅住所、電話番号、家族構成が分かるように記述され「制裁を
加えるべき」「自宅に石投げとけ」などと嫌がらせすることを呼びかけていた。
中には「(きょうは)まだ洗濯物干していない」「三階の部屋にいるんだったら雨戸を開けて」など、
身辺の監視をうかがわせる内容もあった。
女性は昨年十一月、「プロバイダー責任制限法」に基づき仮処分を申請。東京地裁は同年十二月、
悪質な内容を書き込んだとする申し立てを認め、発信者を特定できる情報の開示を命じた。
しかし、掲示板の管理人は住所が分からず、結果的に情報が開示されていない。
また掲示板は現在、閉鎖されているが、別のサイトに移され、閲覧が可能な状態。
女性の母親は「掲示板がある限り一生苦しめられる。心配してくれた人に『火のないところに煙は立たない』
と言われ、間違ったことが事実とされてしまうのがネットの世界。
書き込みの削除や情報開示を明確に定める法律ができてほしい」と訴えている。(横田良平)
(続く)
神戸新聞 (7/23 08:46)
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