08/07/23 01:48:52 0
・岐阜県の小学校の学校医は、健康診断で必ず児童に言わせていることがある。
「私の好きなのは○○です」。生活状況がよく分かるので3年前から続けている。
低学年では食べ物やペット、妹弟の名前などを口にすることが多かったが、今年の3年生の
男児は異質だった。8割がゲームのソフト名を挙げた。
雑草が茂り、廃材やロープを使った遊び道具のある世田谷区の「羽根木プレーパーク」。泥まみれで
はしゃぐ子どもたちの脇で、無言でゲーム機に向かう男児の姿が見られることも珍しくない。
ベーゴマに熱中していた中1男子は「塾に行って、家に帰ったらゲーム。毎日5時間はする。休みの
日には10時間することもある」。隣で見ていた小6男児も「ゲームは晩ご飯を食べる前にやって、
食べた後もやる。夜中の2時すぎに寝ている。やることがないからやってる感じ」と話した。
「ニンテンドーDS」と「PSP」が、「子どもの生活を変えた」と言われる。
今年6月末で国内の販売台数はDSが約2269万台、PSPが約949万台に達する。
厚労省調査では、ゲームをする5歳児は07年に50・6%と半数を超えた。
公園のベンチ、電車、ファストフード店-。携帯ゲーム機を手にした子どもの姿は今やどこでも
見られる。ドッジボールをしていても「外野」に出た途端、ゲーム機を手にする児童もいる。
「DSを持っていなくて『あっち行け』と言われた」「公園でゲーム機がないと、通信できないと言われる」。
鳥取市私立幼稚園PTA連合会が昨年行った保護者アンケートには、こんな答えが相次いだ。
親の問題を指摘する声もある。ゲームとの付き合い方を考えさせる教育に取り組んでいる渋谷区立
中幡小の学校医、川上一恵さん(45)は「静かだからと電車の中でゲームをさせている。雨の日に
どう一緒に遊んだらいいのかわからない、という親も増えている」と話す。
広島市の主婦(36)は昨夏、レストランで目にした4人家族の姿が忘れられない。
メニューの注文が終わるや、全員が一斉にDSの画面を開いてゲームを始めたのだ。
「それでおいしいのかな」。今も違和感は消えない。(一部略)
URLリンク(mainichi.jp)
※前:スレリンク(newsplus板)