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中川昭一 緊急提言が注目されるが…
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自民党の中川昭一・元政調会長が中央公論8月号に寄稿した「緊急提言」が注目を集めている。
中川氏は「国民と企業が疲弊し、社会保障のほころびが拡大している」と断言し、少子化対策などへの
財政出動や、定率減税復活、法人税減税の実施など福田政権に抜本的な経済政策転換を求めている。
さらには、自民党内にある増税や歳出抑制路線も、「焦点がずれている。的はずれの改革」とバッサリ
斬り捨てている。
なるほど、最近の原油高騰や物価高を考えれば、中川氏の主張はそれなりに説得力があるようにも
見えるが、一歩間違えば「ばらまき」だ。福田首相がまともに受け止めるはずもないとして、「責任のない
立場の人は、自由にモノが言えてうらやましい」(首相周辺)と冷ややかな受け止め方も多い。
それでも、提言が刮目されるのは、基礎年金の全額税方式化を提えているからだ。全額税方式化は、
政府の社会保障国民会議が否定的な見解を示しており、福田首相も現在の保険方式からの転換には
慎重と見られている。しかし、「ポスト福田」の最有力候補である麻生太郎・前幹事長は全額税方式を
かねて主張しており、中川氏が、麻生氏と足並みをそろえた格好となったわけだ。
中川氏は次期総裁選では麻生氏を推す構えだ。永田町界隈では、この提言を手始めに、両氏が
「福田おろし」を仕掛け始めた―との見方さえある。