08/07/23 11:30:45 QYhcSdIQ0
昔、俺は作家になりたくてなりたくてしかたなかった。
発言権を得るためだ。
「芥川賞」なんてものをとれば、世間一般に、この俺を喧伝し
存在を確認させることができる。
だが、その願望はあちらのほうからやってきた。インターネット、
特に2ちゃんねるである。
俺はいま、不特定多数のものに向かって、己の意見を述べる
ことができる。発言権を得たのだ。そして、発言に対する
レスポンスまで直接知ることができる。
そのレスポンスは俺の存在を規定してくれる。匿名であること
なんて問題ない。名前なんて記号に過ぎない。
すばらしい時代になった。インターネットは素晴しい。