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埼玉県川口市の男性会社員(46)が自宅で中学3年の長女(15)に刺殺された事件で、
当時、台所や廊下などの照明がすべて消えたままだったことが県警の調べでわかった。
県警は殺人未遂容疑で逮捕された長女が暗闇の中、台所から包丁を持ち出して父親をすぐに
刺したとみて、長女の心理状態などを調べている。
県警幹部によると、19日午前3時ごろに長女の叫び声で起きた母親は、家中の明かりが
消えていたと証言。
夫の寝室に駆け付け、部屋の照明をつけたところ、ベッドで血を流して倒れている夫と、
そばでうずくまっている長女を見つけた。
これまでの調べに対し、長女は「19日午前3時前に目が覚め、殺害を思いついた」と供述している。
県警は、長女の部屋から携帯電話などのほか、オカルト漫画も押収。長女は逮捕直後、
「お父さんが家族を殺す夢を見た」と話す一方、「勉強が好きじゃなかった」などとも供述
しているといい、県警で慎重に動機を調べている。
(2008年7月22日03時05分 読売新聞)
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