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北野組(旭川)法的整理へ 道北最大手 建設不況響く
【旭川】土木・建築道内大手の北野組(旭川、菅原久広社長)は二十一日、
悪化した業績の回復は困難と判断し、法的整理に踏み切る方針を固めた。
公共事業の減少が続くなか、無理して受注した民間工事や、
道外での不動産事業の採算割れが膨らみ、資金繰りに行き詰まったとみられる。
東京商工リサーチ旭川支店によると、負債額は約八十六億円。
グループ企業への債務保証なども含めると、さらに影響は広がる可能性がある。
法的整理の手法については、自己破産申請が有力視されている。
同社は二十二日にも具体的な法的整理の手続きを行う見通し。二十一日には旭川で従業員を集め、経営状況を説明。
関係者によると、二十日にも営業所のある札幌、東京で同様の説明を行ったという。
一九二一年(大正十年)創業の北野組は、道北最大の総合建設会社。
道内の建設業界でも十位に位置する大手だ。売上高は、ピークの九七年三月期に百九十九億八千万円に達したが、
その後の公共事業の減少などに伴い、二〇〇八年三月期に約百五十三億円に落ち込んでいた。
本州でのマンション建設販売事業が不調だったことに加え、採算ラインを割り込んだ民間工事の受注増や、
網走管内斜里町で施工した観光ホテルの工事代金未収問題も加わり、
〇八年三月期決算では十一億二千二百万円の純損失を計上していた。
北海道新聞 (07/22 07:14)
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