08/07/22 22:02:24 YPhGlaNy0
>>742
航空会社のコストは、大体以下のようなものだろう:
1.航空機の購入代金、
2.パイロット、アテンダント等の運航用人員や地上係員の人件費、
3.航空機の整備費用、
4.燃料代。
このうち、恒常的に必要な経費は2~4.機体は比較的高価だが、いずれ償却され、中古で売却される。
要は、機体をどれほど有効に使い回すかでコストが決まる。
パイロットも一般に多国籍化しており(日本は未だのようだが)、その人件費も昔ほど高いという訳ではない。
アテンダントや地上係員の人件費削減はかなり進んでいる。
整備も最近は中国で行うなどの、費用削減オプションがあるようだ。
すると、最後まで残る価格要因は4の燃料だろう。こればっかりは一回のフライトで必ず一定量が消費される。
これを減らすには、機体の省エネ技術向上に期待する他は無い。
逆に言えば、航空運賃は燃料コスト/旅客数+αまで下げる事ができる。
これが、現在の格安運賃の背景と思われる。
世界的な人や貨物の移動は近年加速度的に増大しているから、
航空需要は益々増大し、将来も(国際線については)この状況は続くだろうな。