08/07/22 20:40:15 Imf8/COh0
>>609
よくある誤解3:北海道新幹線なんか造っても大赤字!!!
回答:
まず、店子であるJRは、そもそも大赤字になる見込みならば経営を引き受けない →法規によりJRが引受を
受諾しなければ建設できない。ので、経営を引き受ける以上、黒字経営をする自信があると考えてよいでしょう。
大家さんである、独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構≒政府の採算性は、よくある誤解2の回答の通りです。
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よくある誤解2:北海道新幹線なんか税金の無駄遣い!!!
回答:
整備新幹線の場合は、独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構がいわば大家さんとなり、
店子となるJRが需要予測に基づく収支改善見込額とほぼ同等の額を線路使用料として支払う形になります。
これと隣接区間のJRの増益に関する法人税を含めて何年で元をとれるか、を新青森~新函館で
試算してみると、以下の通りとなり、税金の無駄遣いと言う批判は的外れと言えるでしょう。
JR東日本の根元受益=税引き前利益として、
建設費 5000億円、貸付料 45億円/年、根元受益からの法人税増66億円/年
建設費/(貸付料+税収増)=45.0年
(貸付料+税収増)/建設費=2.2%
(法人税の実効税率は43~45%だが、このうち13~15%は地方税で整備新幹線の費用を負担
した自治体とは違う地域の収入となってしまうので国税の30%だけを考えた)
当然、12月頃に話題になった根元受益に対するJR東日本の負担があるともっと元をとれる期間が
短くなり、
建設費 5000億円、貸付料 265億円/年(根元利益含む)、
建設費/貸付料=18.9年
貸付料/建設費=5.3%
なお、新函館~札幌間を含めた北海道新幹線全体の収支改善効果は公表されていないため、同様な計算は
できませんが、私的な試算を2例挙げておきます。
URLリンク(www.sapporo-cci.or.jp)(北海道新幹線建設期成会による本格的だが、やや過大な試算)
URLリンク(shinkansen.s53.xrea.com)(北海道新幹線スレ住民による、大雑把だが、やや保守的な試算)