08/07/22 14:28:40 tpahPb8u0
整備新幹線区間の速度については青森の地元紙、東奥日報が詳しく解説している。
盛岡以北「260キロ」のまま/東北新幹線
最高速度三百キロ、東京まで三時間十分-。東北新幹線・新青森駅開業時の“一番列車”の姿が、おぼろげながら
見えてきた。しかし、三百二十キロ化が決まった盛岡以南に比べ、盛岡以北は二〇〇二年十二月の開業以降、
十年以上も「最高速度二百六十キロ」のままになる。背景には、騒音対策と高速化の費用対効果に加えて、
JR東日本が線路保有者の鉄道建設・運輸施設整備支援機構に支払う「貸付料」の額を、高速化が左右しかねない-
という整備新幹線ならではの事情もちらつく。
東北新幹線の最高速度は、一九八二年の開業時は二百十キロだった。八五年の上野開業時に大宮以北が二百四十キロ、
九七年の秋田新幹線開業に合わせて宇都宮以北が二百七十五キロ化された。
JR東日本は「騒音対策の費用と高速化の効果を考慮した速度設定」と説明する。盛岡以南はトンネル進入時や架線の
騒音をさらに抑制する必要があり、今後、対策を進めるという。しかし、盛岡以北は「多額の工事費が必要」という理由で
高速化を見送る方針だ。
一方で、盛岡以北の高速化が線路貸付料アップにつながる可能性を指摘する声もある。国土交通省によると、
盛岡-八戸間は三十年分が決定済みながら、「特別な事情」があれば変わり得る。一方、八戸-新青森間の貸付料は
これから決まるという。
同省は「貸付料に高速化がどう影響するか、今は何とも言えない」と強調するが、高速化が「特別な事情」に
該当するかどうかが今後、一つの焦点となりそうだ。
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