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くも膜下出血で、頭痛が軽いことなどからコンピューター断層撮影装置(CT)検査を
行わず見逃される例が5~8%程度あることが、日本脳神経外科学会学術委員長の
嘉山孝正山形大教授らの調査で21日までに分かった。海外では「12%」などの
結果が出ているが、国内では初めてのデータという。
同教授は「医療の限界といえる。こうしたネガティブなデータはこれまで
あまり出されなかったが、事実を国民に知ってもらいたい」としている。
調査は、脳神経外科専門医がいる東北地方の2病院で実施。くも膜下出血の患者が、
最初に他の一般病院を受診したかどうかや、CT検査の有無、経過などを調べた。
宮城県の病院では、2007年1月から08年5月までの患者198人のうち、
頭痛で他の一般病院にかかってから来た人は37人。その際、10人(5.1%)は
CTを受けず、風邪、高血圧、片頭痛などと診断されていた。
一般にくも膜下出血の症状は「激しい頭痛」と考えられている。
CTを受けなかった10人のうち8人は軽い頭痛だったが、2人が死亡した。
*+*+ jiji.com 2008/07/21[15:01] +*+*
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