08/07/20 17:26:08 0
五輪開催を間近に控えた北京―「秩序を守る」ことを目的に、地元の公安当局が
水面下での動きを活発化させているようだ。
地元のバー経営者らによると、公安当局は北京五輪を前に麻薬売買と売春行為の
取り締まりを強化しているという。
数か月前には市内の繁華街「三里屯」でアフリカ系密売人に対する大規模な「おとり捜査」が
行われ、モンゴル人売春婦が集まることで知られるナイトクラブが休業に追い込まれている。
五輪開催中、三里屯などの繁華街には大勢の外国人観光客が訪れるとみられる。
公安当局はバー経営者らに対し、アフリカ系の人々およびモンゴル人などの入店を禁止し、
踊ることを含め店内で客の行動を制限するよう求めているという。
また公安当局は経営者らに対し、これらの内容が記された誓約書に署名することを要求。
経営者側には誓約書の写しが渡されるが、「人種差別的」との指摘を避けるためか、
アフリカ系の人々に関する書類は含まれていなかったという。
北京に駐在するアフリカ系英国人男性は、「驚きました。犯罪防止という中国政府の
狙いは分かりますが、人種差別とも取れるような規制は間違っていると思います。
国際舞台へのデビューを前に、やり方がお粗末すぎます」と批判的な見解を示す。
この件に関する公安当局のコメントは今のところ得られていない。
「同一個世界、同一個夢想（訳注：一つの世界、一つの夢／One World、One Dream）」を
スローガンに掲げる北京五輪。
バー経営者らの証言が真実なら、地元当局の動きは五輪の理想に反すると言わざるを得ない。
(c)South China Morning Post/Tom Miller
Web-Tab 2008-07-19 09:00:29
URLﾘﾝｸ(www.web-tab.jp)