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光だけで動く世界初のモーター開発 東工大資源化学研究所
光を当てるとプラスチックのベルトが伸縮して車輪を回す。そんな世界初のモーターを
東京工業大資源化学研究所(横浜市緑区)の池田富樹教授(高分子化学)と山田宗紀研究員らが
開発した。ドイツ化学会誌に発表した。光のエネルギーを電気に変えて利用する太陽電池と違い、
光を動力に直接変えるため、太陽エネルギーを効率よく利用する未来の動力源として期待できそうだ。
池田教授らは平成15年、アゾベンゼンという物質を主成分とするプラスチックが紫外線を
当てると縮み、可視光を当てると元に戻ることを発見。当初は高温でないと変形しなかったが、
成分を変え、室温でも変形させることに成功した。
池田教授は「光エネルギーの変換効率はまだ低いが、高くできる可能性はある。
プラスチックだけの車をつくるのも夢ではない」と話している。
MSN産経ニュース(2008.7.19 17:03)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
光でモーターが動く様子。数字は左上の画像から何秒後かを示す。
大きな車輪に可視光、小さな車輪に紫外線を当てると、プラスチックのベルトが伸縮して回転する
(池田富樹東京工業大教授提供)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)