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「終了時実弾撃つ」冗談信じ発砲 逮捕の陸士長「実直でまじめな性格」あだ?
陸上自衛隊福知山駐屯地(京都府福知山市)で6月、敷地内の弾薬庫警備に当たっていた
陸士長(24)が小銃の実弾3発を無断で発射する事件があり、陸士長は「任務終了時に
実弾を撃つことになっている」との他の隊員の“冗談”を信じて撃った可能性があることが
18日、分かった。陸自幹部は「言う方も言う方だが、信じる方も信じる方。
考えられない事態」と戸惑っている。
陸自によると、6月5日午後7時半ごろ、警備中だった第3師団第7普通科連隊所属の
陸士長が突然実弾を装填(そうてん)し、地面に向けて1発、空に向けて2発発射した。
負傷者や施設への被害はなかったが、陸士長は自衛隊法違反(武器の不正使用)容疑で
陸自警務隊に逮捕された。
当初、陸士長は「誤って撃ってしまった」と供述。その後の調べで、陸士長が事件前に
弾薬庫警備の任務についたのは1度だけで、他の隊員から「任務の終了時には実弾を発射して、
弾倉を空にすることになっている」と聞かされていたことが判明した。
陸自は引き続き詳しい経緯を調べているが、幹部の一人は「陸士長は本当に実直で
まじめな性格との報告を受けており、冗談が事実とすれば発言者の処分も考慮しなければ
ならないだろう」と頭を抱えている。
7月19日8時3分配信 産経新聞(最終更新:7月19日9時22分)
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