08/07/19 10:25:01 0
今年前半の最大の政治的ショー「北海道洞爺湖サミット」を無難にこなしたものの、
福田康夫首相の支持率は横ばい状況にある。与党内の関心はもっぱら、内閣改造とその
先の解散に移った。今月末改造説が大勢だが、福田首相は「白紙」を繰り返すばかりだ。
7年余の佐藤栄作政権下では、改造は政権強化策だった。ところが、後を継いだ田中
角栄首相は74年の参院選で議席を大きく後退させた。党内から噴き出した「金権政治
批判」をかわそうと、改造した。だがわずか1カ月で退陣に至った。
以来、改造は上り調子の内閣には武器になるが、下降気味だと弱体化を加速させる。
これが、政治の常識になった。安倍晋三改造内閣は後者の典型だ。福田首相の悩みもこ
こにある。
今回改造となれば「首相が自分の手で解散・総選挙をすると思う人も多くなる」
(小泉純一郎元首相)。昨年の参院選に続く衆院山口2区補選の敗北と、民主党の追い上げ
で、自民党は「自信喪失状態だ」(幹部)。にもかかわらず「ポスト福田は福田」と、
倒閣論は皆無に近い。派閥の衰退に加え、入閣待望組には改造人事がちらつくためだろう。
「田中退陣」時は派閥政治が全盛だった。「三角大福中」がしのぎを削っていた。強者
(つわもの)がそろい、倒閣論が横行していた。結局、後継者には反主流派の三木武
夫首相が指名された。疑似政権交代で自民党は余命をつないだ。2大政党制の下で、「
疑似」は通用しなくなった。「末期状況か」と、自嘲(じちょう)気味に語る長老の言
葉に時代の変化を感じる。
■ソース(毎日新聞)
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