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クイーンズランド州最北部で、レンタルのキャンパーバンに、「鯨を救え、ジャップを銛で撃て」
と大書されているのが目撃されたことから、7月19日、アンナ・ブライ州首相が、「民族差別行為だ。
こういうことは必ずなくす」と発言する事態になった。
また、広告基準委員会(ASB)も同スローガンが民族差別問題基準に抵触するかどうかを審査する
ため、ケアンズ地元民に、問題のウィケッド・キャンパーズ・バンのスローガンを撮影するよう依頼
したと報道されている。ブライ州首相は、ブリスベンで報道陣を前に、「このスローガンが民族差別
であることは疑いを得ない。クイーンズランド州では日本人旅行者を歓迎していることを日本の
人々に知らせることが重要だ。また、ケアンズほど日本人観光客を歓迎している土地も少ない」
と語った。
また、「ASBにも苦情を訴えた。市民も苦情を訴えるよう望む」としている。 ASBのアリソン・アバネシー
事務局長は、委員会は 6台のバンのスローガンに対する苦情を審査したことを明らかにし、7月21日に
結果を報告すると語った。しかし、最近のスローガンについてはまだ公式の苦情を受け取っていない
としており、「もし、そのスローガンを不快に感じた人がいるなら苦情を訴えてほしい」と語っている。
同委員会は、訴えがない限り、何もできない。
スーザン・ブースQLD州反差別委員会委員長は、「人をその人種を理由にあざけるようなスローガンも
人種中傷とみなされ、処罰の対象となる」と語っている。(訳注:オーストラリアでは、捕鯨問題に限らず、
フランス政府のムルロア環礁水爆実験時にフランス系市民やその財産を対象に乱暴狼藉が頻繁に起き、
パースのフランス領事館が焼かれたように、環境に名を借りた民族差別行為が時々起きる)。
URLリンク(www.25today.com)
"Save a Whale - Harpoon a Jap"
URLリンク(www.thedaily.com.au)