08/07/21 22:11:30 1eAyvg3N0
【圧力をかける意味と結果】
圧力に力点をおきながら対話をする。これは可能です。北朝鮮に圧力をかけ、彼らは
この圧力を振り払うためには対話の場に出てこなければならない。そしてわれわれの
条件を聞かなければならないということになってくるわけです。94年以来、93年以来
といってもいいと思いますが、北朝鮮は国際社会にいろいろな挑戦をしてきました。
93年にNPTから脱退をし、そしてソウルを火の海にする(と言って)、世界を振り回して、
今日までやってきた。その間日本はもう何万トンというお米を北朝鮮に援助をしてきた
けれども、それによって得たものはまったくといってないといってもいいんだろうと、
そう思います。
典型的な例では、2004年に、私たちは、帰ってきた5人の被害者の家族8人を取り戻す
ために北朝鮮に圧力をかけていました。圧力をかけるためには、そのための法律が必要
です。外為法を改正する必要がありました。そして船舶を入港禁止にするための法律が
必要であった。2004年4月にその法律を、船舶を日本に入れないための法律を、国会
に出しました。
そんな法律を出したら北朝鮮は怒って、テポドンでもノドンでも発射するんではないか。
こんなことを言った人がいます。そして「そんなことをしたら、絶対に子供たちはかえって
こない」と、こういいました。今、対話に重点を置けと言っている人たちの多くはそうでしょう。
(つづく)