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★迷い子スズメを近所の10羽が「子育て」 福岡
・巣から落ち、福岡市中央区の住宅で育てられている子スズメの元に、縁もゆかりもない
10羽のスズメたちが餌を運んでいる。人間社会なら、我が子に対してさえ育児放棄や
虐待が相次ぐご時世。街なかの人情話ならぬ「鳥情話」に、保護した人たちも驚いている。
「チッ、チチッ」。子スズメの鳴き声が住宅街に響く。同区今川2丁目の中島美代子さん
(56)方。玄関の軒先につるした鳥かごの中で、黄色のくちばしの子スズメが羽を
ふるわせた。そこへサッと黒い影。大人のスズメが入れ代わり立ち代わり、鳥かごに
しがみついては中の子スズメに昆虫を与えた。
子スズメは6日夜、約7.5キロ離れた同市西区生松台の路上でうずくまっていた。
巣から落ちたとみられる。中島さんのめいの清水説子さん(37)と清水さんの長女里紗さん
(9)が見つけ、巣を探したが分からなかった。翌朝、捨て犬や迷い鳥などを育てたことが
ある中島さんのところへ持ち込んだ。
ところが、その日の午後には近所のスズメの「子育て」が始まった。中島さん方は市の
中心部に近く、ヤフードームもすぐそばだ。みんなは「せちがらいと思っていた街なかで、
こんな出来事があるなんて」と驚く。
市動物園によると、鳥の種類によっては、保護されたヒナの元へ親や兄弟が餌を運ぶ
ことがある。ただ、スズメの行動範囲は半径数百メートル。今回、親や兄弟である可能性は
ほとんどないという。「鳴き声を聞いて我が子や兄弟と勘違いした可能性がある」と話す。
止まり木にすら立てなかった子スズメもすっかり元気になった。巣立ちの練習をさせて、
自然にかえす予定だ。(山田菜の花)
URLリンク(www.asahi.com)
※画像:保護された子スズメに網越しに餌をやるスズメ
URLリンク(www2.asahi.com)
※参考画像:URLリンク(www.chunichi.co.jp)