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「おいおい、なんてMOTTAINAIことを」。イカの休漁が話題になり、人工衛星から
の映像がテレビに出た。テレビでは「こんなに明るく見えるほどイカ釣り船が多い」
ことが話題なのだが、気になったのは別のこと。人工衛星から漁火が見えている…。
ということは、電灯から光が上に向かっている。宇宙を照らしてどうするんだ。
一般に、電灯はフィラメントから全方向に光を出す。上を照らしてもしょうがない
ので、傘を付ける。上に向かう光は反射して下に向かう。役に立たない光が役立つ
光になる。反射率が1ならば消費電力は半分になる。実際には1という素晴らしい鏡
はなく、しかも汚れたり、錆びたりして反射率は下がるので、半分にはならないが、
かなり減る。だから、世の中の電灯のほとんどには傘がある。 漁火は例外なのだろう。傘はない。
自動車業界でこんな無駄が見過ごされることはあり得ない。まず誰かが100円ショップ
でキャンプに使うアルミ箔の皿を買ってくるだろう。ハサミで中心まで切り込みを入れ、
テープで張り付ける。張り付け方によって傘の深さは変わる。
傘すらついていないのだから、イカを釣っている人たちがこうしたカイゼンを
しているようには見えない。海流の情報を集めて一番経済的なコースや速度を
計算するとか(民間航空では常識。「海流」でなく「気流」だけど)、灯りを
少しずつ暗くして、漁獲量への影響を調べるとか(塗装ラインでは常識。「漁獲量」
でなく「塗装品質」だけど)、灯りの位置を下げて同じことをするとか、もっと
下げて水中に沈めようとか(LEDならやりやすい)、そんな工夫がもっとできる
のではないだろうか。
電灯を一斉に暗くするという「上からの指示」による対策は7月末にもやるそうだ。
自分だけ暗くすると、ほかの船にイカを取られるから「一斉」。だから指示が出るまで
できないという。そんな調整をしているから、対策よりも、東京に出てきてこぶしを振り上げる
方が先になる。 「助けてくれえ」と叫ぶ前に、自分でやることがきっとあるはずだ。(抜粋)
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