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事故死した弟の示談金横領、41歳兄を逮捕…父が告訴
弟が死亡した交通事故の示談金を失踪(しっそう)していた父親に無断で使い込んだとして、
警視庁は16日、東京都立川市錦町6、大工吉岡俊秋容疑者(41)を業務上横領の疑いで逮捕した。
同庁幹部によると、吉岡容疑者は2002年3月~03年4月、弟の示談金として支払われた
約7000万円のうち約1600万円を8回にわたって銀行口座から勝手に引き出した疑い。
吉岡容疑者は1972年に両親の離婚で弟とともに母親に引き取られ、95年に24歳だった
弟が事故死した。母親は既に死亡しており、受取人の父親(70)は85年から行方不明だった
ことから、吉岡容疑者は東京家裁八王子支部から「不在者財産管理人」に選任された。
示談金を使うには同支部の許可が必要だったが、吉岡容疑者は許可を受けないまま、
弁護士費用などの約1000万円を除く全額を引き出した。示談金のうち約6000万円を
着服し、高級車の購入代や遊興費に充てたとみられる。
父親は一時、ホームレス状態になっていたが、約3年前から大阪府内で定住するようになり、
今年2月、同支部から示談金の受取人という連絡を受けた。しかし口座に残金がなかったため、
先月刑事告訴した。
(2008年7月16日23時08分 読売新聞)
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