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北九州モノレール(北九州市)の自動券売機で、半額運賃となる障害者用の割引券を
高齢者や学生が誤って購入している可能性があるため、運行する北九州高速鉄道は
注意を促すステッカーをはって適正乗車を呼びかけ始めた。同社は「意図的に割引券を
買う健常者がいるかもしれないが、乗客の良心に訴えていく」と話している。
同社によると、全13駅に無人の自動券売機が設けられ、それぞれに身体障害者用の
「割引」のボタンがある。押せば全区間で半額料金の乗車券を購入できる。
不正乗車を防止するため、割引券が改札機に挿入されると、改札口の白色ランプが
点灯し、駅務室にいる駅員が目視で確認しているが、身体障害者か疑わしい場合も
「実際に障害者手帳の提示を求めると気分を害する人もいる。人権上の配慮からも
求めづらい」(同社)のが実情という。
しかし、不正乗車のうわさが絶えないことから、同社は3月19~4月10日、4駅の
券売機前に社員を配置して乗客の購入を監視したところ、前年の同日と比べて割引券の
購入数は634から617に17枚減った。
割引券の総利用数は年々増加傾向にあることから、同社は「監視が不正乗車の
抑止効果となり、購入数が減ったと考えられる」と判断。年間に換算した場合、
約20万円の損害が生じると試算した。
北九州モノレールと同じ仕組みで割引券を扱っている福岡市営地下鉄も「不正がないとは
言い切れない」とするが調査はしていない。ただ、「改札で割引券通過のランプが点灯しても
健常者と手帳所持者との区別はつきにくく、個々の確認は求めづらい」(営業課)と言う。
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