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国際司法裁判所は実効(実力)支配を重視
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争われたのはマレー半島の南東端の約14キロ沖にある幅100メートルほどの小島。
マラッカ海峡から太平洋に向かう海上交通の要衝。ここでシンガポールが灯台を管理してきた経緯がある。
シンガポールもマレーシアも英国の旧植民地。裁判でシンガポールは100年以上前に所有国のない
「無主の地」だった同島を英国が灯台を建設するために領有し、1965年にマレーシアから独立した
シンガポールがその権利を継承して灯台を管理するなど実効支配してきたと主張した。
だがマレーシアは、この島は当時のイスラム王国に帰属していたとして同王国から領有権を引き継いだと反論。
2003年に両国が国際司法裁に提訴した。
12対4で下された今回の判決では、同島周辺の岩場の1つはマレーシア帰属を認め、もう1つの岩場は
領海が重なる場所にあるとした。判決理由の中で国際司法裁判所はシンガポール側がペドラブランカ島に
国旗を掲げ、軍が通信設備を設けたりして「実効支配」を続けたのに対し、マレーシアはこれに対抗してこなかったと指摘した。