08/07/12 21:18:40 yYLU9RN2P
>>863
死刑は違憲である。
日本国憲法前文にはこう記されている。
「われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、
政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、
他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。」
国連において死刑廃止を求める決議が採択された以上、
死刑の強行は日本国憲法の理念の大前提に反する行為である。
先回りして書いておくけど、日本国憲法31条は、死刑推奨条文ではないからな。
日本国憲法31条にはこうある。
「何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。」
これは普通に考えて、罪刑法定主義を示している。
しかし、GHQ占領下の時代の、いわゆる「死刑合憲判決」ではこの条文の記述をもってして、
「生命は尊貴といえど、法律によってこれを奪う刑罰を科されることが明らかに既定されている(死刑推奨)」
と結論づけた。
数学の対偶証明にもなっていない、とんでも解釈と俺に言われるゆえんである。
死刑の合憲性を示す根拠として、31条を挙げたのは当時の最高裁判事の戦術的誤りであり、
これはいわゆる「論点先取」という詭弁なのである。
司法(裁判所)内部には独特のしきたりがあるようだが、
これを人倫に基づいて外部から正すのは政治家の仕事。三権分立の真価が問われる。
遠からぬ将来、民主党政権の誕生により日本はもう少しまともになるであろう。