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奈良市のJR奈良駅近くに開業するパチンコ店の建設予定地が、市の「ラブホテル及び
パチンコ屋等建築等規制条例」に違反する場所であるにもかかわらず市が出店を阻止できない
状況に陥っている。
市条例が、奈良県の条例より厳しい「上乗せ条例」で拘束力に乏しいことが背景にあり、
市は市条例違反で業者を刑事告訴しているにもかかわらず、近く使用許可を出す方針。
ちぐはぐな対応に、市側も「条例改正を含めた検討が必要になる」と困惑している。
問題となっているのは、大阪市西区の開発会社が同市油阪町の大型スーパー跡地(約2700平方
メートル)に建設中のパチンコ店。
市などによると、業者側は昨年3月、商業施設の開発許可を市に申請。
市はいったん建築を許可したが、業者は同年6月にパチンコ店などへの用途変更を申し出た。
昭和63年から現行の形となった市の条例では、児童福祉施設の周囲200メートル以内に
パチンコ店を建てることを認めていない。
予定地の東約160メートルに市立三笠保育園があることから、市は昨年9月、一転して申請を
不適合とした。
ところが、風営法をもとにした県条例の規制範囲は、児童福祉施設から100メートル以内と
なっており、業者側は「市条例は厳しすぎる」として同月、市建築審査会に審査請求した。
敷地は一部が県条例の範囲にもかかっているが、この範囲内にはパチンコ施設がないため規制対象
にはならないなど、より複雑な場所となっている。(続く)
産経新聞 (2008年7月11日 08:23)
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