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●JALとANAが減便を検討
JALとANAが、今年10月からの秋ダイヤで関西空港発着路線の減便を検討している。関
空は昨年8月、9000億円かけた第2滑走路の供用を開始したばかり。それなのに減便とは
、巨額の事業費は壮大なムダだったのか。
「監督官庁の国交省の顔を立てて、関空に就航させてきたものの、これ以上お付き合い
はしていられない、というのがホンネです。この原油高は経営をガタガタにする可能性
があります」(航空関係者)
なにしろ利用者が真っ先に選ぶのは、“先輩”の伊丹なのだ。そこに06年から神戸も
加わったから、関空はますます不要になってきた。
「やはり伊丹と関空を共存させる政策にムリがあったのです。しかし、今となっては、
客は関空より伊丹を選ぶのだから、伊丹空港を閉鎖するわけにもいかない」(航空ジャ
ーナリスト)
例えば2007年度の羽田―伊丹線の搭乗率は、JAL66%、ANA64%。一方、羽田―関空線
は、JAL57%、ANA55%だった。そのうえ、どんどん便利になる新幹線との差は広がる一
方だ。
「新幹線なら、10分後に次の列車に乗れますからね。3空港に分散しているから、ダイ
ヤもまばら。乗り遅れると長時間足止めを食わされることになります。機材を1カ所に
まとめられず、それぞれに配置しなければならないことも、航空会社にとって使い勝手
が悪い」(航空関係者=前出)
関空は今も1兆円超の有利子負債を抱え、年間200億円もの利払いが発生している。滑
走路が2本になり、さらに年100億円の費用負担まで増えた。海上の空港島自体が地盤沈
下していて、永久に補強工事が必要ともいう。いったいどこまでムダ金を垂れ流し続け
るのか。
【2008年7月8日掲載記事】
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